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最強の免許であるフルビット免許証とは?

全14種類を運転することが出来る免許証


何事も何の苦もなく、やってのける人物が身近にいることがあるのではないでしょうか。
勉学も優秀、そしてスポーツも万能である方がその対象なのですが、その人物には、一種の羨望を捧げざるを得ません。
自動車の運転免許証にもそのような存在があるのをご存知でしょうか。
それがフルビット免許証です。

道路交通法における車種の分類全14種を運転することが出来る完璧な免許証です。
フルビット免許証は、日本国内における運転免許証において、免許の種類の欄が全て埋まっているのです。
原付から大型バスに至るまでを運転することが可能なこのフルビット運転免許証を取得した方はフルビッターと呼ばれているのです。

フルビットの意味を説明すると、1994年までの運転免許証の種類の欄において、所有している免許は1、そして、所有していない免許は0とビットで表記されていたのです。
ビットとは2進法のことです。フルビット免許証とは、種類の欄に全てに1と表記されていたことを由来としているのです。

フルビット免許証を取得したい場合、最初に原動機付自転車運転免許(原付)か小型特殊自動車運転免許(小特)を取得する必要性があります。
この理由は、最初に普通自動車免許を取得してしまった場合、原付と小特が自動で付いてくるからです。
その場合、種類の欄には明記されないのです。

普通自動二輪よりも大型自動二輪を取得した場合や普通一種よりも先に普通二種を取得した場合も同様です。
フルビット免許証は、免許の上下関係を考慮した上で免許を取得する順番を考慮しなければならないのです。

免許取得には、莫大な時間と費用が発生する


フルビット免許証を取得したい場合、最低、3年は掛かるということを認識する必要があります。
その理由は、二種免許の受験条件に一種免許を受けてから、3年以上経過している必要という条項があるからです。

原付、小型特殊、普通自動二輪、大型自動二輪、普通一種、中型一種、大型一種、大型特殊一種、けん引一種、普通二種、中型二種、大型二種、大型特殊二種、けん引二種の順番が無難にフルビット免許証を取得出来る順番となります。
現在、小特や原付よりも先に何かの免許を取得している場合、新たにフルビット免許証を取得する場合は、現在の免許を失効させる必要性があります。
当然のことながら、フルビット免許証を取得する場合、時間だけではなく費用も掛かります。

全14種類を取得するわけですから、想像以上に掛かります。合計しますと。
2,194,000円となります。
フルビット免許証を取得する際には、約220万円もの費用は発生してしまうのです。
あくまで例としての金額ですから、もっと少し安価になるかもしれませんが、それでも、200万円は掛かることは確実です。

最大の課題は準中型免許の存在


正直なところ、フルビット免許証は見栄えは確実に良いのですが、実際保持していても、あまり効果的であると断言出来ません。
発生する費用や取得する時間を換算すると、効果的とは断言出来ないのです。

全14種類の免許を取得するよりも、一部の上位免許を取得してしまえば、事は解決するのです。

しかし、フルビット免許証は、保持しているだけで話題性がありますし、どの車種にも乗車可能ですから、簡単に無意味とは言えないのです。
2017年に新設された準中型免許は、普通自動車と中型自動車の中間に位置します。
この準中型免許をフルビット免許である方が取得するには、再度、免許の取り直しが必要とされますので、フルビット免許証は狭き門となってしまうのです。
しかし、世の中には、完璧さは存在すべきであると思うのです。
その完璧さというものは、いわばどの世界においても、目標なのです。

その目標に向かって、邁進することは必要ですし、その目標に邁進している方はこの世の中で、模範と表現されるのです。
その模範が存在しない世界というものを想像したくはないものです。

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