1. わたしの自動車教習所TOP > 
  2. 自動車教習所に関するおすすめ記事 > 
  3. 自動車免許の雑学 >
  4. 徐行の標識にはどういう意味があるの?

徐行の標識にはどういう意味があるの?

徐行とはすぐに停まることが出来る速度のことである


人生においてもそうですが、順風満帆にスピード感が溢れる人生を送れると良いな、と思うことがあります。
その達成感は、格別に身震いするほどの感動があると思います。

しかし、何かある度にスピードを落としてみたりすることや、時には、止まって、何かを考えてみる余裕があっても良いと思うのです。
その時点で気付くことや冷静に考慮することも人生には必要なのです。
自動車を運転していると、よく、出会う標識のひとつに徐行があります。
この徐行には、そのような人生のエッセンスを感じるときがあります。

徐行とは、車両などが、直ちに停止することが出来るような速度で進行することであります。
この定義は、道路交通法にも明記されています。

しかし、よく考慮してみると、曖昧な意味を含んでおり、一体、時速何kmからが徐行という疑問が浮かんできます。
徐行という定義の中には、すぐに停まることが出来る速度という概念が含まれていますので、そのとき、その場所において、変化するものである、と解釈することが出来るのです。
徐行の明確な数値は明記されていませんが、乗用車での徐行は、時速10km以下の速度が適切である、と言われています。
徐行には、歩行者及び自転車、そして、他の自動車との接触を回避する必要がありますので、標識や徐行すべきである場所では、スピードを落とす必要があります。

危険性が潜んでいる場合は徐行運転を


徐行運転をしなければいけない場所としては、まず、道路標識で徐行の表示がある場所が挙がります。
これは、標識の色が示しているとおり、予測しにくい危険性が潜んでいる証拠です。そして、上り坂での頂上付近も挙げられます。
頂上付近は見通しも悪く、こちら側も対向車もお互いの存在が、明確に確認出来ないのです。

この見通しの悪さも事故を誘発する原因のひとつです。
急な下り坂も徐行をしなければなりません。急な下り坂では、勾配も加味され、速度が急激に加速してしまいます。
平坦な道路であっても、急速は慎むべきです。信号機が無い、見通しが悪い交差点でも、徐行をしなければなりません。

信号機が存在していないのであれば、交通機能及び危険意識が一時的に麻痺してしまう状況下ですから、どんな危険性が誘発、潜在しているかが、全く予測不能であるからです。
道路の曲がり角も同様です。お互いの存在が確認出来ませんし、出会い頭に衝突してしまう危険性が存在します。徐行には、冷静な運転を心掛けるように、注意喚起が含まれています。
運転者自身も、状況や場所により、徐行を行う必要性が存在するときには、標識の有無に関わらず、徐行を心掛けるべきです。その心掛けと徐行の標識があれば、危険を未然に防ぐことが可能です。
いわゆるダブルチェックとなりうるのです。

徐行運転を怠ると厳しい罰則が待っている


状況的に徐行が必要な場合があります。
事故を誘発しやすい交差点付近、停車中の車を通過するとき、歩行者が車道に飛び出してくる可能性が存在するとき、危険予測によって、危険回避が可能である場面などが該当します。
もっと、掘り下げてみると、駐車場から車道に出るときがあります。
そのとき、徐行することなく、車道に出てしまえば、危険運転とみなされる可能性があります。
その場合は、加害者という扱いを受けるかもしれません。

危険性ではありませんが、マナーとして、ぬかるみや水たまりの上を通過する場合も徐行運転が必要です。
これは徐行運転を心掛けるべきです。
たかが、徐行と思われがちですが、違反をしてしまうと、罰則が待っています。道路交通法で定められているように、徐行違反をした場合、違反切符と反則金に課されます。

ちなみに歩行者の道路を通行する場合、徐行を怠ると、違反点数2点、酒気帯びであれば、14~25点となり、反則金は普通自動車で7,000円、大型車で9,000円となります。
徐行という道路標識は、安全へと誘う標識です。
その安全を脅かすのであれば、厳しい罰が待っています。
この事実を普段から、認識しておくべきではないでしょうか。

TOPICS
お知らせ

  • 免許をとった後のこと。
  • 免許取得までの道のり
  • 教習所・自動車学校の費用について
  • 4コマ漫画(歴史×教習所)
  • こんな○○は嫌だ!
  • ドライブ・車中BGMなど
  • 自動車免許の雑学
  • 運転免許の試験 / 講習
  • 教習所 / 自動車学校
  • 車・バイクの歴史一覧
  • 新着情報
  • その他